髪の成長に必要な条件


私たち人を含む地球上の全ての生き物が生きていくためには「酸素」と「栄養」が必要です。このどちらかが欠けてしまった場合、生命は生きていくことができないです。

このように、この二つは、髪の成長にもとても重要な役割を担っています。

頭皮の皮膚呼吸と血液(ヘモグロビン)によって運ばれる酸素と、これもまた、血液によって運ばれる栄養の二つがあるからこそ、髪は成長できます。言い換えれば、この二つのが問題無く供給されれば、脱毛症などは発症しません。
※髪の成分は80~90%がタンパク質で残りがメラニン色素、脂質、微量元素、水分で成り立っています。このタンパク質の基になっているのが、アミノ酸です。タンパク質の種類も多くありますが、髪の毛のタンパク質はケラチンと言われるたんぱく質で、アミノ酸は約20種類ある全てを含んでいますが、中でもシスチンというアミノ酸が多く含まれています。

髪の成長に必要な酸素は血液によって運ばれるものもありますが、ほとんどは頭皮の皮膚呼吸によるものです。

髪の成長に必要な条件 酸素

育毛に酸素カプセルが有効

酸素を取り入れる方法として、現在では酸素カプセルという非常に有効な機械があります。酸素カプセルは通常の皮膚呼吸だけではなく、ヘンリーの法則により溶解型酸素を取り入れることができます。相談に来られる方の中にも酸素カプセルを愛用するようになってから髪にコシ・ハリがでるようになったという方もいます。※髪寿命を考えると数年単位で酸素カプセルを愛用するとよい結果がでています。

様々な、育毛法サイト・治療院で酸素カプセルの有効性を紹介しています。ただし、酸素カプセルにも良品・粗悪品があり効果が見込める酸素カプセルを利用しなければ意味がありません。

酸素カプセル・・・リラックス効果もあり酸素も取り入れることができるため非常に良いマシーンです。忙しくて整骨院などに入りにいけない人には家庭用として販売されているものもあります。
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私は、こちらの酸素カプセルを自宅に設置し愛用しています。
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発毛のメカニズム


頭部を覆っている髪の毛は、急激な温度差や衝撃から脳を護る役割のほかに、体内に入り込んだ毒素を排出する役割も担っています。
これは素晴らしい機能で、正常に機能している髪は、毒素を身体の外へと排出してくれるのです。
そんな髪の毛がなくなってしまって、「ハゲてもいいよ!ブルースウィルスみたいでかっこいいじゃん!」「格闘家の多くはスキンヘッドにしてるから!」「斎藤さんは攻めてるハゲだから僕もせめてみよう!」など自分の現状から目をそむけないでください。
髪の毛は非常に大切な役割をもっていますので、容姿だけでなく身体の生命維持装置としても重要です。

そんな髪の毛の成長する期間は、男性で約3年~5年、女性で約4年~6年と言われていますが、時間をかけなければいけないことをふまえて、伸びが早い人で5年。伸びの遅い人だとおおよそ10年と考えて、諦めず、焦らず改善することが大切です。

焦って、悪徳育毛サロンなどに通い、効果が得られなければ新しいサプリメントなどに手をだし、シャンプーの良さも・悪さも理解せず勧められるがままにコロコロと変更してしまう人が多いです。

髪の毛は、多くの場合は腰のあたりまで伸びると成長が止まります。そして新しい髪の子供である新毛が出来上がるのを待って抜け落ちます。

髪の毛は、必要があって人体に備わっていて、自然脱毛が行われると同時に新毛が生え、常に同じ本数をキープしています。この生え替わる周期を毛周期と呼びます。

このように頭部を覆っている髪の毛は、個人差はありますが、毛周期によって、毎日抜け替わっています。

健康な人でも毎日100本の髪の毛が抜けると聞いたことはないでしょうか?髪が抜けるのと同様に100本の髪の毛が毎日生えてきています。100本の髪の毛が抜けることを固定されたとし、生えるスピードが90本の場合毎日10本ずつ差が生じます。

人の毛髪が、10万本あるとした場合、1日10本ずつ減っていくと100,000本÷10本/日=10,000日(約27年) で髪の毛がなくなってしまう計算になります。例えば、現在30歳の人が見た目では現状問題無いと思っても、27年後の57歳には深刻な脱毛症になってしまう可能性があるということです。 これが、一日に20本の差だと約13年、30本の差だと約9年、40本の差だと約7年で深刻な脱毛症になってしまうということです。
※実際はこのような単純な計算ではありません。ただし、最初は差が少なくても間違った対処をすると差が50本、60本と多くなってしまうのは感覚的にご理解いただけると思います。

つまり、今現在は問題無いと思っていてもきちんとしたケアをしなければ数年後には深刻な状況になってしまっている可能性があるということです。言い換えれば、今からでも正しいケアをすることによって数年後には改善できる可能性が十分にあるといういことです。

発毛のメカニズム
潤いケアをすることで髪が育ちやすい環境になります。
育毛に必要なこと

皮脂は髪の成長に欠かせない大切な成分


過剰なパフォーマンスをするマスメディアの情報によって多くの人が「皮脂」は、育毛の大敵と認識しています。これは大きな間違いで、皮脂は髪だけでなく、人の体になくてはならない非常に大切な成分です。

頭皮を含め、人の皮膚は体重の6~7%を占めています。皮脂は、毛穴の内面に開く皮脂腺開口部から皮膚表面に分泌され、皮膚や体毛の表面に常に薄い膜状に広がり、物理的、化学的に皮膚や毛髪を保護、保湿する役割を果たしています。参考・・・WIKI皮脂

皮膚は、皮脂に含まれる脂肪が皮膚の常在菌により分解されることで生じる脂肪酸によって弱酸性になります。弱酸性になることで、病原菌などを排除する役割をしています。
※よくCMなどで、弱酸性にしてお肌を整えましょう。というのはこの理由からです。マスメディアも中には正しいことを言っているものもありますが、短いCMではどうしても言葉足らずになり、特集などでは過度な表現になり大切な成分でもまるで悪のようにイメージつけられることがあります。

頭皮から分泌される皮脂は他の皮膚からの分泌量に比べて多く、頭皮を洗髪しなければ蓄積され、特有の臭いを発生するため、「汚れた頭皮下では髪が育たない」「皮脂はすべて取り除かなければいけない」と過剰に取り除くようにイメージつけをされてしまっている人が多いです。。

ですが、上記の通り皮脂は皮膚を保湿し、弱酸性にすることで病原菌などのトラブルから護ってくれています。私たちの身体を乾燥や肌荒れ・病気などから保護するために、全身から分泌されている大切な成分なのです。

例えば、女性が使用する基礎化粧品は皮脂膜に似せて作られています。
化粧品会社の目標は皮脂膜をつくることであり、自社商品を皮脂膜に近づけるために日々研究をしています。皮脂が育毛の妨げになるというのはおおきな間違いで、皮脂が育毛剤などの有効成分の浸透を阻害するというのも大きな間違いです。

このように皮脂は非常に大切なもので、皮脂が少ないとガサガサになり、荒れた砂漠のようになってしまいます。荒れた砂漠では植物が育たないように、髪も育ちません。同様に、皮脂がですぎると、これもよくありません。イメージは高温多湿で暗い物置で植物(食べ物でもいいです)を放置すると腐ってしまい、枯れて(カビて)しまいます。このように皮脂の取り過ぎ・皮脂のあり過ぎはどちらもよくありません。正しいシャンプー良質なシャンプーによって皮脂の分泌は正常になります。

清潔な保護膜(皮脂膜)によって保護された健康な頭皮は、髪の成長に欠かせないないもう一つの絶対条件で、皮脂は健康な頭皮に欠かせないもっとも大切な成分なのです。

皮脂の役割

脱毛症・薄毛・ハゲの原因


髪の毛は、生命維持に必要な重要な役割を持っているため、本来(正しい生活・正しいシャンプー・正しいケア)であれば人が、人が死ぬまでなくなる物ではありません。ですが、現在世界には多くの方が深刻な薄毛・抜毛・ハゲ・脱毛症に悩んでいます。

生命維持などを含む沢山の理由がある髪の毛が本来は、なくなるはずがないのに、悩んでいる人が後を絶えません。

この理由は、本来毎日抜ける髪の毛と生えてくる髪の毛の差が合わず、自分では予期せぬところで、髪の毛が抜け落ちる原因があるからです。

本来であればなくなるはずがない髪の毛が、抜け落ちてしまう原因は大きく分類すると4つに大別できます。

頭皮の汚れ、洗髪の不足によってもたられる頭皮の皮膚呼吸困難。髪の毛を作る細胞・毛母細胞への酸素不足

髪の成長に必要な条件は、人の身体・生きとし生けるすべての生命と同様に、酸素と栄養素ですが、頭皮が汚れている場合、皮膚呼吸が妨げられ、髪の毛を作り出す毛母細胞への酸素補給が不足します。人が息を口・鼻で自然としているように皮膚もしているのです。口・鼻を塞がれた場合苦しくって仕方ありません。当然です。

物騒な話ですが、土砂崩れなどで生き埋めにされた場合ほんの数十秒で人は絶命してしまいます。これは、圧迫と酸素不足によるものです。ですが、運よくテーブルや、本棚などが補助してくれて、息ができる状況があれば、数日生きていることができます。地震などで、生き埋めの方が数日後に無事に救助されたということをニュースで見たことがあると思います。

同様に、毛母細胞への酸素補給を妨げる頭皮の汚れは、髪の毛の元を生き埋めにされてしまうのと同じく、脱毛症のもっとも大きな原因です。

頭皮の汚れによる毛母細胞の酸素不足

シャンプー剤の選択ミスや、間違った手入れによって引き起こされる頭皮の肌荒れ

テレビ番組やコマーシャルなどで、次々に髪と頭皮に関する間違った手入れ方法が垂れ流されています。真実を伝えているマスメディアもあるにはありますが、少なく、間違った情報を垂れ流しているメディアの方がインパクトがあり、記憶に残りやすく考えられて作られています。

その悪い影響で薄毛・抜毛・ハゲ・脱毛症に対する関心が異常に高く、若いうち(高校生)からファッション(髪の毛も大切な容姿の一部)も含め気にすることが多くなり、脱毛症に対して敏感になってしまっています。そのためしなくてもよい(してはいけない育毛法参照)をしてしまい、脱毛が始まる(深刻な状況になる)年齢は年々低下しているのが現状です。

その代表的な間違いが「皮脂は育毛の大敵」という誤認です。

この間違った認識を基にして作られた「育毛の大敵である皮脂を徹底的に洗い流すために洗浄力の強いシャンプー剤」(使ってはいけないシャンプー 殺菌シャンプー参照)が驚くほど大量に出回っています。

マスメディアの無責任な情報を鵜呑みにしてしまった人たちが、競ってこの種のシャンプー剤を使用してしまい、その結果成人だけではなく、早い場合小学生が深刻な脱毛症・薄毛・ハゲを起こしている現状です。小学生は大人(親・兄弟が間違って購入したシャンプーを良いものだと信じ使用するなどがあり、これは回りの大人の責任が非常に強いです。)

ですが、上記で説明した通り、皮脂は頭皮を含む、全身の肌を乾燥や病原菌などのトラブルから護るために分泌される、大切な成分です。

洗浄力の強いシャンプー剤を使い続けると、頭皮に深刻な肌荒れ現象が起こってしまい、その結果、砂漠では植物が育たないのと同じように脱毛症を発症さることになってしまいます。

このような人は、せっかく高価で効果のない殺菌シャンプーを買い、手間暇をかけ、精魂込めてハゲになっていくことを促しているのです。言い方はきついですが、理解できません。 間違った認識から今すぐ脱却してください。

頭皮の汚れによる毛母細胞の酸素不足

年を取るにつれて全身の新陳代謝が低下し、それが原因で引き起こされる毛母細胞の栄養不足

ハゲは間違いなく人災ですが、年齢とともに髪の毛が細くなることは、自然の摂理です。

ですが、このタイプの脱毛症・薄毛・ハゲも、髪と頭皮に対する栄養補給を目的に作られた育毛剤を使用すれば必ず回避できますので脱毛とは無縁であると断言します。
ただし、良質な育毛剤を使用してください。粗悪な育毛剤であれば使用しないほうが良いです。

そのほかに病気、ケガ、ストレス、などによって脱毛症・薄毛・ハゲになる場合もあります。
最近ダイエットが原因で脱毛症・薄毛・ハゲを誘発させてしまう女性が多くなっていますが、この現象はダイエットによる食への欲求不満という、ストレスによってもたらされるもので、身体の栄養不足が直接の原因ではありません。ダイエットも様々な手法がありますが、ダイエットは先に紹介した酸素カプセルや、サウナや適度な運動、適切な食事をすれば、綺麗なスタイルを保つことが出来ます。わざわざ苦しい思いをして食事制限をし、ストレスをためるのであれば、好きな食事をし、運動(運動が出来ないのであれば、家庭用酸素カプセルサウナスーツ(自宅のお風呂で使用)など)をしリラックス・デトックス排出すればいいのです。わざわざ苦しい思いをする理由がありません。

また、栄養不足で死亡した人の頭にも、抗がん剤などの副作用がもたらす急性脱毛(参照・・・薬による脱毛症)以外は、ほとんどの場合に髪の毛が残っています。食生活と脱毛症・薄毛・ハゲを直接結びつけて考える必要はありません。

俗にいう脱毛症・薄毛・ハゲを形によって、M型、U型、W型、O型などと区別する人もいますが、脱毛の形はニキビでいえば、おでこに出来るタイプ、頬、顎に出来るタイプに別れるのと同様の現象にすぎません。

人によって目の大きさや、鼻の形、背の高さ、口の形などが違うように、場所によって皮脂穴や毛細血管の太さが違うためにあらわれる個人的な差であって、脱毛症・薄毛・ハゲの原因は、形状によって判断できるものではありません。ですが、わかりやすく一般的に言われている症状を詳しく説明します。

血管の衰弱、収縮による毛母細胞の栄養不足

薬害(健康食品などの過剰摂取を含む)の影響

現代日本人の脱毛症・薄毛・ハゲに占める薬害の割合が非常に多くなっています。

頭皮の汚れ、シャンプー剤の選択ミス、健康食品などの過剰摂取を含む薬害が原因での脱毛症・薄毛・ハゲが非常に多いです。詳しくは、健康食品による脱毛症を参照してください。

薬・健康食品などの過剰摂取による毛母細胞の衰弱

先天性と後天性脱毛症


もうすこし詳しく脱毛症について説明しましょう。
脱毛は様々な原因によって起こり、それによって症状を細かく分類されています。まずは、先天性と後天性に分けられ、選定性のもには、生まれながらに体毛が全く生えない人もいます。また、病気やその治療によって、脱毛症を起こす場合もあります。

先天性無毛症

眉毛やまつげに限らず、髪が生えるには、遺伝子にその情報が書き込まれていなければいけません。ですが数十万人に一人という確率で、髪が生えるのに必要な遺伝子を持たずに生まれてくる場合があります。自分で体毛を生やす遺伝子情報を持たないため全く毛が無い状態です。

瘢痕(はんこん)性脱毛症

重度の火傷や事故などで、頭皮をひどく傷つけてしまったことによる脱毛のことをいいます。毛根周辺の細胞が壊死、消失してしまうと髪が生えてくることがありません。

症候性脱毛症

インフルエンザなどによる高熱、伝染病や中毒などが原因になることがあります。一週間前後で髪だけでなく体中の毛が抜けることがあります。病気が完治すると自然回復(また髪が生えてくる)する場合がほとんですが、中にはそのまま生えてこない場合があります。

薬物性脱毛症

抗がん剤などの副作用の強い薬を使用した場合に起こります。がん細胞は分裂のスピードが非常に速いのが特徴のため、それを利用し、薬は分裂の早い細胞を破壊するように作られています。活発に分裂を繰り返す毛母細胞も標的となり破壊されてしまうのです。

長期にわたり、服用すると髪はすべて抜けてしまうこともあり、服用を辞めた時から髪が自然回復する場合がありますが、回復しない場合もあります。

トリコチロマニー

不安を感じたり、緊張した時に爪を噛む、身体を揺らす、頭をかくなど癖をもっている人はたくさんいます。情緒不安定や精神不安定(鬱や、躁鬱を含む)、自律神経失調症から髪を無意識に引き抜いてしまう癖を持っている人がいます。これを繰り返すを髪が生えてこなくなってしまいます。無意識にしてしまうから癖なのですが心のケアをし、リラックスすることが大切です。自律神経を整えるためにはサウナ(水風呂)や酸素カプセルも効果的と言われています。心が穏やかにならなければ不安を解決することができません。
サウナと水風呂に入ると自律神経が整い、うつ病改善につながります。・・・http://sauna-dictionary.com/参照

一般的な後天性脱毛症の種類


髪が薄くなった人をみると、様々な脱毛症のタイプ(見え方)があります。額がどんどん広がって、前頭部から脱毛が進んでいる人や頭の上の髪の毛が無い人、髪がまばらになってしまった人。原因(場所によってのケアの仕方によるものがほとんど)が違えば、禿げる場所もちがってきます。一般的に多いのは男性型脱毛症(AGA)ですが、ほかにもあります。

脂漏性脱毛症

間違ったシャンプー皮脂の取りすぎなどが原因で、皮脂の分泌が異常になり、過剰分泌になってしまった場合毛、毛母細胞は油に浸されているような状態になり、皮膚呼吸も困難になってしまい、酸素不足になってしまいます。酸素と栄養素が必要なのに酸素がいきわたらず、髪が生えることができず脱毛症に陥ってしまいます。

脂漏性脱毛症

粃糖(フケ)性脱毛症

粃糖(フケ)ができるのは、皮膚は常に新しい細胞を生み出し、古い細胞は水分を失いながら徐々に押し上げられて、角片となって自然に剥がれおります。これがフケとあかです。頭皮に十分な潤いがなくなってしまった場合や、病気による内臓機能の低下・偏った食事・ストレスなども皮膚の角化異常を起こして、皮膚の生まれ変わりのメカニズムが異常を引き起こし、雑菌を繁殖させ、毛母細胞がダメージを受けて脱毛の原因になってしまいます。石油合成シャンプーも頭皮や髪を傷め、フケの原因となることがあるため、良質のシャンプーをした方がよいのです。

粃糖(フケ)性脱毛症

円形脱毛症

よく耳にするのではないでしょうか?突然、円形に髪が抜けてしまう脱毛症のことです。単発性のものは、抜ける箇所は一か所だけで、ほとんどの日が自然に治ります。多発性の場合、抜ける箇所も増えて終焉に拡大し、脱毛がひどくなってしまいます。

円形脱毛症には良性と悪性の2種類があります。

良性円形脱毛症

俗にいう、ストレスなどによる自律神経失調症が原因です。自律神経は、身体全体のバランスをコントロールしています。心の状態が敏感に反応しますが、精神的・肉体的なストレスによって、自律神経は血管を委縮させたり、拡張させたりします。血管が収縮し、血液の流れが悪くなってしまうと、毛母細胞は十分に栄養を取ることができなくなり、脱毛症となってしまうのです。酸素と栄養素が大切なことが先の説明で言ったとおりです。

悪性円形脱毛症

自己免疫疾患によって引き起こされる脱毛症のことです。自己免疫とは、体内に侵入してきた異物や最近を攻撃し、排除する働きをします。(血液の白血球も同じ役割をしています)ですが、ストレスなどによって自律神経が乱れると正常にきのうしなくなってしまいます。免疫機能が毛母細胞を敵とみなして攻撃してしまうことがあります。このため髪が一気に抜けてしまい脱毛症となってしまいます。
白血病も白血球が異常に増え免疫機能が異常な状態になっていると聞いたことがあると思います。免疫機能が異常になると非常に深刻な状況になるということを感覚的にご理解いただけると思います。

円形脱毛症

男性に多い脱毛症AGA


AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。AGAは進行し、その形は様々です。

5αDHT(ジヒドロテストステロン)が、もっとも強力な脱毛症の原因と言われ、男性ホルモン(テストステロンtestosterone)が皮脂腺で作られた5αリダクターゼという還元酵素の反応によってできた物質です。毛乳頭や毛母細胞にダメージを与えて、脱毛を著しく促進してしまいます。男性脱毛症は男性ホルモン(テストステロンtestosterone)だけだ作用し、脱毛するのではなく5αリダクターゼと毛根周辺にテストステロンtestosteroneのレセプターの存在のために引き起こされます。
一般的に男性も女性も年齢とともに、皮脂の分泌が増加していきます。そのピークは30歳ごろと言われています。ちょうど男性が抜け毛・薄毛を気にしだすころです。女性の場合はこのころから急激に分泌が減り、しわやたるみが進んでいきます。

皮脂が多いことによる脱毛症として、脂漏性脱毛症があり、その原因は過剰に分泌された皮脂が毛穴をふさいだり、雑菌を繁殖させたり、頭皮の炎症を引き起こすためです。また、脂分が髪の固着力を弱めているためです。

頭皮を清潔にし、炎症などの症状が見られなくても、髪が抜けていくのを止められない場合があります。皮脂を分泌する皮脂腺も男性ホルモンによって発達します。皮脂には5αリダクターゼが多く含まれていて、毛穴の周りに皮脂が多く集まれば5αDHT(ジヒドロテストステロン)も生まれやすくなり、脱毛が起こってしまうのです。

男性に多い脱毛症AGA

女性に多い脱毛症


髪が薄いことで悩んでいる女性はたくさんいます。「髪は女の命」というように薄いことで気にしている女性は、帽子やかつら・ウィッグで隠したり、パーマでふわっとさせることでボリュームがあるように見せたりもします。一般的に円形脱毛症は女性のほうが多く見られます。これは、女性は生理などもあり、ホルモンバランスが崩れやすいことが男性より多いためです。

女子男性型脱毛症

最近女性でも、額や頭のてっぺんから髪が薄くなる人が増えています。これは、男性型脱毛症(AGA)と非常によく似た状況です。
この脱毛症の増加は女性の社会進出の増加と期を同じくしているといわれています。従来の主婦業から社会でかつどうするようになり、ホルモンバランスが崩れてきていることが原因です。脱毛部位が男性型脱毛症(AGA)とほとんど同じように、原因もほぼ同じです。更年期の女性にも多く見られますが、これも更年期になってホルモンバランスが変化したことによるものです。

円形脱毛症

ストレスによって引き起こされる円形脱毛症。ストレスが男性より女性の方が多いとは限りませんが、女性の場合、ストレスを解消する機会が多いと考えられている男性より機会が少ないかもしれません。男性にも円形脱毛症は発症しますが、女性の方が発症している比率が高いです。

悪性円形脱毛症と難治性の脱毛症があり、こちらも女性に多く見られる脱毛症です。

び漫性円形脱毛症

この症状も女性に多くみられます。頭皮全体からまばらに多数の髪が抜けてしまい、乏毛状態になります。これが進行すると、全頭脱毛症やさらには全身の体毛も抜けて落ちていく汎発生脱毛症になり、これも極端に回復が困難な場合は難治性の脱毛症になる可能性があります。

産後脱毛症

妊娠すると、女性はホルモンバランスが大きく変化します。女性ホルモンの分泌が増え、それによってヘアサイクルの成長期が長くなり、退行期にとどまっていて、髪が抜けずにのこるためです。

出産後、ホルモンは正常な状態に戻ります。退行期のまま抜けずに残っていた髪が一気に抜けます。全体の約20%程度が一度に抜けることがあります。時間の経過とともに治ることがほとんどですが、場合によってはそのまま回復しない場合もあります。

女性に多い脱毛症AGA

脱毛の7つの原因まとめ


脱毛の原因・誘発となる要素は上記の通り、いろいろあります。ですが、基本的には武發を作る毛乳頭や毛母細胞の働きに、老化や何らかの異変が起こったことによります。

ですが、心因は、医学的にも完全に解明されていないのが現状です。命に別状はない・遺伝だから仕方がないと軽視する風潮が見られますが、当社の経験・分子生物学・生物化学・免疫学などの研究の進歩によって脱毛症の真の原因究明と治療法は光は見えてきています。

ここで、脱毛の原因をまとめてみましょう。

脱毛の7つの原因まとめ

  1. 遺伝的要因
  2. ホルモンバランス
  3. 血行不良
  4. ストレス
  5. 食事
  6. 生活習慣
  7. シャンプー・パーマ・カラーリングを含む髪のケア

1.遺伝的要因

脱毛は遺伝するとよく言われます。父親の頭を見て、ため息をついている人も多いでしょうが、「遺伝による脱毛は避けられない運命だ」というのは大きな誤解です。

脱毛そのものが遺伝するわけでなく、受け継がれるのは、男性ホルモンが優位、頭皮があぶらっぽいなど、「脱毛症になる可能性を持った体質」です。

脱毛は、遺伝したその体質に、さらに「脱毛しやすい生活」「間違ったヘアケア」「間違った認識」が加わった結果です。

2.ホルモンバランス

額や頭のてっぺんから髪が薄くなり、しだいに地肌がはっきりと見えてくる男性型脱毛症(AGAと言われる。)ですが、男性に多い脱毛症AGAで説明した通り男性ホルモンが深くかかっています。

皮脂腺にある5αリダクーゼという酵素が、男性ホルモンのテストステロンに作用すると、5αDHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。

これが髪の源である毛母細胞にダメージを与えるために、髪は次第に細くなり、脱毛していきます。

また、女性の場合、更年期障害やストレスなどによってホルモンバランスが崩れ、女子男性型脱毛症が起きてしまうのです。

3.血行不良

毛乳頭は頭皮の毛細血管から栄養を吸収し、毛母細胞が必要とする形にして補給します。血管が収縮したり、流れる血液の質が低下すると、毛細血管のすみずみに新鮮な血液が行き届かなくなってしまいます。

毛乳頭は、毛母細胞への栄養補給ができず、健康化髪を作ることができなくなって脱毛をまねくことになります。

4.ストレス

現代の生活とストレスは、切っても切り離せないものです。一般的な生活の中には、少しくらいストレスのある方が緊張感があっていいのかもしれませんが、溜まり過ぎると健康に障害が出てきます。

自律神経がバランスを崩すと、身体のあらゆる臓器や機関が不調になる可能性がでてきます。

人間の身体は、随意筋や運動神経を除けばすべてと言っていいほど、自律神経によってコントロールさています。そのため、ストレスなどで自律神経が乱れると、鬱になり、身体の不調となり、働けなくなったりしてしまうのです。

このように毛細血管や毛乳頭も自律神経によってコントロールされているため、自律神経失調症になる前にスポーツや、サウナ、アロマ、酸素カプセルなど自分に合ったリラックス法をみつけてストレスを緩和することが大切です。

5.食事

忙しい毎日を送る人にとって、インスタント食品や加工食品はありがたい存在ですし、味も美味しいものが多いです。

ですが、これらの食品は、工場で高温・高圧をかけて大量に処理されていて、ビタミン・ミネラル・酵素などの多くが破壊されてしまいます。

さらに問題なのは、動物性たんぱく質の摂り過ぎです。これらは、摂り過ぎる、体質を酸化させたり、活性酸素を大量に発生させたり、血液の質も低下させてしまいます。

現代病の原因の大半が、このような食事に起因していることが多いです。

あとは、裕福な方で高級な料理(栄養が偏った食事)をしている方も多いです。

6.生活習慣

運動不足や睡眠不足が健康によくないのは、いうまでもありません。 適度に運動しなければ、身体の機能は低下してしまい、細胞が活発に働かなくなって、髪も生えにくくなってしまいます。

髪は夜に良く成長します。起きている間は内臓諸器官、寝ている間は皮膚や骨に、血液が多く流れるためです。

睡眠時間が短ければ、それだけ髪も成長しなくなってしまいます。

7.シャンプー・パーマ・カラーリングを含む髪のケア

髪の健康のためには頭皮を清潔にする必要がありますが、石油合成系シャンプー剤は頭皮や髪を傷める原因です。

洗い流したつもりでも、微量の液剤が皮膚に残り、浸透し、場合によっては肝臓に到達することさえあるといわれています。

頭皮に炎症をおこしたり、毛母細胞にダメージを与えたり、多くの脱毛症の原因になってしまいます。

パーマやカラーリングも液剤が頭皮や毛根周辺に悪影響を及ぼすことがあります。パーマや白髪染めで説明したように、自分でする場合には細心の注意を払って、頭皮に液剤がつかないようにしなければいけません。信用できる美容室でしてもらうのが一番良いでしょう。

結論

脱毛症の多くの原因が人的要因による

いかがでしょうか?遺伝であろうが、なんであろうが、ほとんどの場合は人の間違った習慣によるものが大きな原因なのです。、そして多くの場合は習慣を見直すことで脱毛症は改善されます。

諦めず、少しづつ改善すれば時間はかかるかもしれませんが、髪はもどります。