ブラシなどで頭皮を叩いてはいけない
日本人はマスメディアに影響を受けやすい傾向が強いです。
そのため、現在の回復困難な脱毛症・薄毛・ハゲを引き起こしたのは、ほかならぬマスメディアと言ってもいいでしょう。
その一例としてブラシ、クシなどで頭皮を叩くと欠航が促進され、脱毛予防・育毛促進になるという情報がありますが、これは大きな間違いです。
この情報が広まったときのマスメディアは如何にも叩いたときの頭皮が血行が良くなるようなイメージ・映像を作成し多くの視聴者を信じ込ませることに成功しました。
ですが、この情報を信じた視聴者が実践した結果は悲惨なものです。
頭皮を叩くと、神経が通っているので痛みを感じます。痛みは危険を知らせる信号なので、身体からの拒否反応ということです。
余談ですが、マッサージも同様で痛みを感じるから気持ち良いと勘違いして通ってしまうのと同じです。
例えば、カッターや包丁で指を切ると血がでます。当然痛いです。これは刃物で手を切ることで血が流れ気を付けるようにと拒否反応がでているのです。
これと同じように頭皮を叩いて「痛い」と感じるのも一緒で、叩くのは「痛いからやめて!」という拒否反応です。
頭皮の下には、柔らかな肉質組織である皮下脂肪組織、毛細血管、毛細神経、毛胞、毛嚢、皮脂穴、皮脂腺、汗穴、汗腺、起毛筋などのさまざまな細胞や機能を内包しています。これらを「皮下組織」と言うのは有名です。
皮下組織は、図解コツと頭皮にはさまれているので、頭皮を叩き続けると、皮下の柔らかい組織が痛むだけでなく、ときには完全に破壊されてしまい。皮下組織そのものが回復不可能になってしまいます。

ですが、人間の身体には自然回復能力が備わっています。皮下組織の破壊行為をすぐに止め、頭皮の改善を心がければ、改善に伴い皮下組織は回復します。
回復にかかる時間は、緩やかで、体質によって個人差がありますが、おおよそ3~5年の歳月が必要です。
ここで重要なのが焦りは禁物だということです。
皮下組織が回復すると、必然的に髪の毛は再生します。どんなに重度な脱毛症・薄毛・ハゲも必ず改善されます。わざわざ痛い思いをして回復困難な脱毛症・薄毛・ハゲを招く必要はありません。
マスメディアの情報に振り回され無いようにして、発毛や育毛の原理を考えるようにすることが大切です。

パッティングマシーンで頭皮を叩いてはいけません
沢山の方から
「毛のブラシと違って、先の丸いゴムブラシで叩くのは?」
「おもちゃのハンマーでたたくのは?」
など質問を頂くことがあります。中でも多いのが「パッティングマシーン」についてです。
頭皮にあたる部分が平たくなっていて、一定の間隔で自動的に頭皮を叩き続ける機械です。
パッティングマシーンを使用して皮下組織を完全に破壊させてしまった方がいらっしゃいます。
その方の場合、適切なケアをすることによって前頭部以外は完全に回復しました。
皮下血流もよく、毛根への栄養補給も順調におこなうことで以後特別な処置をしなくても問題はありませんでした。
この方が前頭部以外が回復するのに要した時間は半年程度です。
ですが、パッティングマシーンによって皮下組織が破壊されてしまった前頭部は、いまだ回復待ちの状態です。
前頭部の回復に必要な時間は予測できないのが実情です。
頭皮を叩かなければこのような状況にはなっておりません。
パッティングマシーンについて「毎日ではなく、ときどきであればよい刺激になりいいのではないでしょうか?」と質問を頂きますが、論外です。
たとえどのようなことがあっても、叩くのに用いる器具に問題があるのではなく、叩くという行為そのものが問題で、その行為によって皮下組織を破壊し、回復困難な脱毛症・薄毛・ハゲを発症させてしまいます。
頭皮を叩く行為は絶対にしないでください。

皮脂の取りすぎはトラブルの原因
皮脂の取り過ぎは、脱毛症・薄毛・ハゲの最大の原因です。
相談者の中に「悪徳育毛サロン」に通いってしまい、回復困難な脱毛症・薄毛・ハゲになってしまった方が多くいます。
中には今まで「悪徳育毛サロン」に支払った額が1000万円を超えた方もいらっしゃいました。
このとんでもない支払額になってしまうのは言葉巧み・映像を見せながらの商売トークに煽られてしまったからです。
内容はサロンに行って拡大スコープで頭皮を見ると、シャンプーした後なのに髪の根元に皮脂が残っている映像を見せられます。
そこでカウンセラーが「このままでは将来ハゲてしまいます」の一言です。
薄毛・抜け毛を気にしてサロンに来たところに、この一言(映像を見ながら)言われてしまうと不安がいっぱいになります。また専門に治療を行っているサロンのいうことなので簡単に信じてしまいます。
後は言われるがまま高額で無駄(むしろ頭皮に悪い)治療を受け続けることになってしまいます。
治療の多くは皮脂を根こそぎとってしまう治療方法です。この治療方法が間違っていて、一番陥りやすい(何となく良い方法と思い込んでしまう)治療方法なのです。
シャンプーは汚れと参加した皮脂のみを洗い落すだけでいいのです。
皮脂を取り過ぎると、分泌される皮脂も必要以上に多くなり炎症、脂性、角化異常などのさまざまなトラブルの元になって、脱毛症・薄毛・ハゲを引き起こします。
重要なポイントは
- 洗浄力の強いシャンプー剤を使用しない
- 一日に何度もシャンプーをしない
- 悪徳育毛サロンなどで皮脂を根こそぎ取り除くことをしない
- 高圧水流などで皮脂を洗い落とさない
- シャンプー前に溶剤などで皮脂を溶かさない
要するに皮脂を取り過ぎると様々な脱毛症・薄毛・ハゲの原因となります。
下図はきれいな頭皮です。皮脂が残っていてある程度ぬめりが見られます。
これ以上皮脂を落とすと脱毛症・薄毛・ハゲの原因となってしまいます。

頭皮への塗布は脱毛を促進
発毛のメカニズムでも記載しましたが、頭部を覆っている髪の毛は、急激な温度差や衝撃から脳を護る役割のほかに、体内に入り込んだ毒素を排出する役割も担っていて、さまざまな毒素を身体の外へ押し出す仕組みになっています。
つまり、頭皮下には、髪の毛とともに対外へ排出される「毒素」も収集されています。
そのため長年の生活習慣や健康食品などを飲み続けたり、肌によくない成分で構成された育毛剤などを使用した人の頭皮下には、大量にそれも驚くほどの不純物が蓄積されています。
本来であれば、この不純物は髪の成長とともに対外へ排出されますが、蓄積された不純物の量が排出機能を上回ると、頭皮下に蓄積されます。
蓄積された不純物は生母細胞には毒素であり、髪の成長を邪魔するばかりか、深刻な脱毛症・薄毛・ハゲを発症させてしまいます。それによりその後の発毛・育毛を非常に困難な状況にしてしまいます。
メディア・知人などから間違った情報により塗られたものの例
相談に来られる方で様々なものを頭皮に良いという間違った情報を信じて塗られたものの一例を紹介します。
- アロエエキス
※アロエは、すり傷や火傷に効くので頭皮の毒素にも効くという間違った情報
アロエ等の薬草は毒草です。アロエはすり傷や、やけど、胃腸薬として大きな効果がありますが、妊婦が服用すると流産してしまうこともあるというほど強い薬草(毒草)です。 - 唐辛子・マスタード・故障などの刺激物
刺激物を塗ると頭皮の結構を促すことになるという間違った情報 - ミネラルを多く含んでいる天然の粗塩で頭皮をこする
ミネラルを含むこと、塩で引き締め効果があるとことから、頭皮にも良いという間違った情報
このような無責任な情報に惑わさないようにしてください。
頭皮を汚し、毛母細胞の呼吸を防ぐようなことが、良い理由がありません。
髪の毛は人の一生になくてはならないものです。そのため間違ったマスメディアの情報にながされないでください。
その他 ミカン・リンゴ・ヨモギ・ドクダミなどの果実や薬草などのエキスを頭皮に塗るのは絶対にやめてください。

頭皮の過剰なマッサージは脂性を促進する
脱毛症・薄毛・ハゲに悩む人は「頭皮にマッサージを促すと育毛によい」と考えている人が多くいます。
その理由はCMなどのメディアの間違った情報のせいであることは間違いありません。
人は、痛みなどを感じるとマッサージをして痛みを和らげる行為を反射的にすることがあります。
ですが、髪が抜けてもその場所を探してマッサージなどはしません。このように本能的に考えても頭皮を無駄にマッサージをすることは脱毛症・薄毛・ハゲの予防どころか、脱毛症・薄毛・ハゲの原因になります。
マッサージをすると摩擦熱を持ちますが、頭皮にし過ぎるとが防衛本能として皮脂と汗を分泌させて保護膜(皮脂膜)を作ります。
マッサージをし過ぎると、皮脂が必要以上に分泌されるようになります。それだけではなく、頭皮が次第にぶ厚く、固くされてしまいます。
これは、脳を護ろうとする防衛本能です。ですが、そのために新毛が生えにくくなるのと同時に皮膚呼吸もできなくなるため現在生えている毛も私大に細くなるという悪循環に陥ります。
皮膚呼吸によって供給される酸素は、髪の成長に欠かせない絶対条件の一つです。
マッサージをするのではなく、酸素カプセルなどに入り自然な加圧マッサージで全身と髪をいたわることが大切です。
頭皮へ直接する過剰なマッサージは不要どころか、脱毛症・薄毛・ハゲの原因の一つといっても過言ではありません。
例えば、もみほぐしなどのマッサージにいくと非常に身体が軽くなったような気持ちになります。
これは、痛い箇所を無理にもむことで、ここちよい刺激があるためです。
通常痛い箇所は触らず、さする程度や湿布などでケアします。もみほぐしなどは痛い場所を無理にマッサージすることで、快感を覚え、また通い・・・という繰り返しです。マッサージに通うとさらに強いマッサージを望むようになります。これは体にとって非常に悪いことで、痛めてもいない箇所をさらに痛めることになります。
頭皮も同じで痛めてもいない部分をマッサージすることで、さらに強くマッサージをしてしまい、深刻な脱毛症・薄毛・ハゲの原因を引き起こすことになります。

お勧めは酸素カプセル
酸素カプセルは、レオロジー効果(身体全体に均一に圧力をかける事で、骨格や筋肉のバランスを本来の形に戻すことができる効果)により、
自然なマッサージが可能で、頭皮ににも自然な均等な圧力をかけることができます。
酸素カプセルで加圧し、水深1~5m程度の圧力をかけることが可能です。(酸素カプセルの機種によって加圧能力が変わる。)
いかがでしょう?海に遊びにいっても素潜りをする人、普通に泳いだりしても推進1~2mであれば全く問題ないということが分かっていただけますでしょうか?
酸素カプセルは全身(もちろん頭皮を含む)に溶解型酸素で取り入れることができるため髪の成長に必要な酸素を効率よく取り入れれることが可能です。
育毛剤を強制的に浸透させる器具で深刻なハゲになる
最近相談に来られる方で、頭皮がブヨブヨになってしまった方の相談が目立ちます。
頭皮下に大量の「水分(育毛剤などの成分)」をためてしまったのが原因で、脱毛症・薄毛・ハゲを促進させてしまっている人です。
状況としては、育毛サロンや通信販売などで「強制的に育毛剤を浸透させる」電機器具を購入し使用している方々でした。
皮膚でおおわれている私たちの身体は、皮膚がバリアーの役割を果たしています。本来であれば酸素以外の異物が入らないようになっています。ではなぜこの方々は頭皮下に大量の水分が入り込んでしまったのか?
その理由は
脱毛不安から育毛サロンに訪れ、スコープでみた頭皮診断を大きな映像で見させながらカウンセラーに「シャンプーしたあとなのに皮脂が確認されます。このままでは将来ハゲますよ」と煽られる。
そこで髪と頭皮の正しい知識をもっていない相談者は専門者がいうのであれば・・・と勧められるまま、育毛効果の高い液体を購入し、有効成分を効果的に浸透させる電気器具を強制的に頭皮下に入れ込むというケアを続け、頭皮は柔らかくなったが、脱毛症・薄毛・ハゲがひどくなってしまいました。
これは、皮膚がもつバリアーを人為的に破壊し皮膚を通して余分な栄養・成分を与え続け体に吸収さないまま頭皮下に溜まり、脱毛症・薄毛・ハゲにつながってしまったということです。
育毛剤浸透器具すべてが悪いというわけではありませんが、使い方・頻度は慎重にしなければいけません。
例えば、レントゲンはX線(被爆)をしているわけですが、少量であれば人体に影響はないです。
ですが、レントゲンを撮ってくれる担当者はレントゲン室から出ています。それは、撮影者はレントゲン室にいると仕事のためとはいえ何度も何度も被爆しなければいけない状況になります。これは非常に問題です。
何事にも、方法・手法がありマスメディアの間違った情報に流されず知識を持った人(あるいは自身が知識を持つ)に確認することが大切です。

増毛法は脱毛症を促進?
わたくし事ですが、友人に非常に美人で、性格もよく学生の時から誰からも好かせる女性がいました。かくいう私も彼女に憧れ、彼女と友達でいることを努めることに躍起になっていた学生時代を過ごした記憶があります。
そんな彼女が現在では後頭部がみるも無残な状況になっています。彼女は「私の家系はみんなハゲになっているの」と不安と戦った挙句に増毛法に手を出してしまいました。
経緯として彼女は仲のいい兄に「お前も禿げる」と言われ父の育毛剤をこっそりと使用していたようです。彼女は「やっぱり遺伝には勝てなくて薄くなってきちゃった」と無理をして明るく周囲にふるまっていましたが、ハゲは遺伝と関係ありません!
彼女は薄くなってきた頭部が嫌になり、私に相談もせず、増毛法を試していました。そんな彼女は明るく、見た目も非常に自然な仕上がりで文句のつけようがありませんでした。ですが、増毛後およそ1ヵ月がたったころでしょうか、状況は一変し、増毛した髪があられもない姿になってしまいました。
増毛は、自毛に人口の髪の毛をむずび、髪の毛が増えたかのように見せる技術のことです。このため、洗髪時には髪が絡まらないように細心の注意をしなければいけません。そのためほとんどの人がサロンに通い、洗髪をしてもらっています。ですが、いくらサロンの人が気を付けてシャンプーをしてくれたとしても、無理にむすびつけられた人口の髪が絡まないわけがありません。絡まると、体感とはうらはらに非常に大きな力が働き、そのため毛根を引っ張られて脱毛してしまいます。
このサイクルがおおよそ1ヵ月ほどで限界がきてしまい、増毛前より、より深刻な脱毛症へと発展してしまうのです。
彼女も、それからしばらくかつらを使用してしてましたが、増毛をしていると理解していた友人に触られたときに、かつらが取れてしまい「あんなに恥ずかしい思いをするのであれば薄い方がまし」と今では、対応をしていません。私が仕事上対応方法を説明しても、「もう無駄よ」と聞く耳ももちません。そうならないように皆さんも一時の喜び(周囲にちやほやされるという快楽)に陥らないで正しい育毛法を実行してください。

植毛もダメ
植毛についても同じように人口の髪の毛を「植える」ことが、頭皮にいいと思いますか?そんなわけがありません。大間違いです。絶対にやめてください。
植毛した頭皮は炎症(拒否反応)を起こします。
本人の髪の毛を移植する場合も勝手は若干違いますが、植毛するために頭皮を無理やり耕し移植するのです。その瞬間はうまくいくかもしれません。無理やり移植された畑(頭皮)はダメージを受けてしまい、二毛作(新たに新毛を産まれる)ができません。そのため、移植されたあとの頭皮はボコボコの荒野となってしまい、二度と髪の毛が生えないでしょう。
サバンナ(多少回復の望みがある頭皮)を無理やり砂漠(望みも希望も無くなってしまった頭皮)にしてしまう理由がわかりません。植毛はそのようなことをしているといっても過言ではありません。毛周期があるように手間暇こめて正しい育毛法をしなければ一生髪は生えてきません。手間暇かけて砂漠にするのは過去人類が戦争を繰り返してきたの同じく無駄な行為と言えます。
