シャンプーはヘアケアの基本
間違ったシャンプー法でさんざんシャンプーの大切さを説明しました通り、脱毛症・薄毛・ハゲの一番の予防はシャンプーと言っても過言ではありません。
もちろん、生活習慣・栄養・ストレスなどの要因もありますが、シャンプーの仕方を間違わなければ脱毛症・薄毛・ハゲは予防することができます。
人の身体は一日中、汗・皮脂を分泌しています。汗を沢山書かいた時にしばらく放置しておくと嫌な臭いになります。
これは、分泌された汗と皮脂が、まじりあって雑菌が発生し異臭を放つようになるのです。
頭皮も同様に「加齢臭」という言葉あるように、異臭を放つようになります。
毎日のシャンプー・生活習慣で異臭はましになり、頭皮に良い状況をつくることで、脱毛症・薄毛・ハゲの予防ができます。
そのため、日々のシャンプーは必ず正しい方法でするようにしてください。

正しいシャンプー法
育毛の基本はシャンプーですが、ほとんどの人が自己流での洗い方をしています。
髪の長さや目的によって、多少違いがありますが、正しいシャンプー法をすることで、ほとんどの脱毛症を正しいシャンプー法で解消することができます。正しいシャンプーをしなければ、脱毛を促進したり、髪の発育を妨げてしまうことがあります。
髪のもつれを梳かしておく
髪は濡れると絡みやすくなるので、あらかじめ、目の粗いブラシやクシ、あるいは手櫛で、もつれを梳かしておきます。
髪がもつれたままシャンプーすると、洗髪時に無理な力がかかり、ダメージの原因になります。
髪が長い場合は、ブラシをガーゼで包んで丁寧に毛先から節目をつけながらブラッシングをします。
そして梳かすとともに、ホコリや抜け毛などを取り除きます。
髪が短い場合や、あまり汚れていない場合は省略しても問題ありません。
重要なことは、髪を梳かすということです。間違ってもブラシで頭皮をマッサージするなどは絶対にやめてください。ブラシで頭皮を叩くのはダメを参照してください。

髪と頭皮を十分に濡らす
油性分以外の汚れを洗い流す雨に、40℃前後のお湯で素洗いをします。
髪と頭皮を十分に濡らしておくと、シャンプーの泡立ちが良くなります。この段階で汚れの70~80%は落ちるので、丁寧にすすぎ落としておきます。
予備洗いをすることは、髪をいためず地肌をまんべんなく洗うための重要なポイントです。
皮脂汚れが多い気がするからと言って、シャンプーを塗って放置することや、皮脂を溶かすような特別な薬などを塗布することは絶対にやめてください。

シャンプーは一回で十分
シャンプー剤は、刺激の強いものや洗浄力の強いものは絶対に避けてください。
高級アルコール系、アミノ酸系、ソープ系など頭皮や、頭髪の状態・目的にあったものを使用してください。
また、多くのサイトや、悪徳育毛サロンなどでは、2回洗いを推奨していますが、皮脂を取り過ぎてしまうためシャンプーは一回で十分です。
シャンプーの正しい仕方
- 500円効果程度を手に取って、手のひらで延ばしてから髪の毛全体につけて泡立てます。
※ショートカットの場合3~5cc程度。毛量・皮脂の汚れ具合によって調整してください。 - 頭皮を強くこすらないように指の腹で軽くマッサージするように頭皮を洗います。
- 空気を取り込むように指の腹で書くる指を動かして洗います。
- 爪をたてて、頭皮を傷つけないように指頭で頭皮をしっかりととらえて、後頭部から頭頂部に向かうようにゆっくりとした動きで頭皮を揺り動かします。
※これにより不要な過剰皮脂などの汚れを毛穴内部から押し出します。 - すすぎは十分にしてください。
髪を傷めないためにも、髪を束ねてゴシゴシと洗わないようにしてください。髪を束ねてあらうと、髪の毛同士が擦れてキューティクルが壊れてしまいます。
シャンプーが潤滑剤となるため、髪を束ねて洗うのではなく 、泡立てて洗ってください。

たっぷりの泡で洗う
シャンプーを手のひらにとって、軽く延ばし、数か所に分けて塗布し、全体に泡立てます。次に、指頭を使って頭皮全体をまんべんなくマッサージしながら洗います。
特に耳の後ろから襟足、耳の上あたりの頭まわりは洗いにくく洗い残しやすい部分のため、丁寧にシャンプーをしてください。
頭皮を洗う(泡立てる)ことによって、髪の汚れは落ちるので、丁寧に頭皮を洗ってください。
頭皮の汚れが気になるからと言って、シリコン製のブラシや、頭皮洗浄用のブラシなどを使って洗うのは絶対にやめてください。ブラシで頭皮を叩くのはダメを参考にしてください。

すすぎを十分にする
すすぎを簡単に終わらせてはダメでも説明したとおり、シャンプーは神経質なぐらい洗い落としてください。
シャンプー剤が残らないように、髪に残った泡を軽く手で落としてからすすぎます。肩ぐらいのロングヘアの場合にシャンプーをした場合、4~5分以上すすがないとシャンプーの成分が残ってしまいます。
すすぎが悪いと、フケやかゆみの原因になり、脱毛症・薄毛・抜け毛・ハゲの原因となってしまいます。
すすぎは、二分にしてください。

髪を長持ちさせるのはコンディショナー
一般的に男性は、洗髪後「コンディショナーを使用すると、脂性がひどくる」と誤解してコンディショナーを使用しない傾向がありますが、実はコンディショナーを正しく使用すると姿勢は解消されます。
一方女性は、コンディショナーの役割を「洗髪後に神のクシ通りをよくするため」と勘違いしている人が意外と多いです。
コンディショナーはシャンプーのあと頭皮のPH(アルカリ度・酸性度)を整えるのが主目的です。
頭皮を含む人の肌は、弱酸性の状態が一番好ましいです。
ビオレのCMで人の肌と同じ弱酸性・・・というのを見たことある人も多いかと思います。洗髪直後の皮脂が洗い落とされた髪や頭皮はアルカリ度が強くなります。
入浴直後や洗髪後に化粧水や乳液を使用すると、この肌の突っ張り感は解消されます。これは、化粧水や乳液の配合成分の作用で、PHとともに人口の保護膜が整えられるからです。
ですが、化粧水などを使用しない場合でも、ある程度時間が経過すると、やがて突っ張り感は薄れてきます。
肌を乾燥などのトラブルから保護するために、洗顔直後は皮脂が大量に分泌され、猛スピードで保護膜(皮脂膜)が形成されるからです。
不精(ぶしょう)な方が、化粧水などを使用しないで過ごせるのも、このためです。
ですが、こういった人の肌は、化粧水などを使用する人の肌と比較すると、老化が早くなってしまいます。
この事実は、基礎化粧品の普及とともに、女性たちの肌年齢が若くなっているのが証明しています。
同様に、洗髪直後の頭皮は、フケ、かゆみなどのトラブルが起きないように、大量の皮脂が休息に分泌されて、猛スピードで保護膜(皮脂膜)を形成させます。
皮脂は本来、保護膜形成のために分泌されるものですが、分泌量が多すぎてもよくありません。洗髪後の髪にコンディショナーを使用すれば、肌に化粧水や乳液を使用するのと同様の効果が得られ、必要以上の皮脂分泌が抑えられるので、必ず使用してください。
保護膜(皮脂膜)のもっとも大きな役割は、と頭皮の呼吸を妨げることなく表示水分を保持することです。
コンディショナーを選ぶポイントは、大豆などに含まれる油脂「レシチン」や、もっとも保水力が高い成分である「ヒアルロン酸」などが配合されいるものが理想です。
コンディショナーが、ぬるぬるして嫌だということで、ぬめりがなくなるまで洗い流す人が多くいますが、「髪と肌の成分は同じ」ということを覚えておいてください。
コンディショナー使用で髪が長持ちする理由
- シャンプーでPHになった頭皮を整えて、うるおいを与えるため皮脂の分泌が抑えられる
※皮膚呼吸を妨げない良質のコンディショナーを使用しなければいけません。

リンスとトリートメントの違いと必要性
リンスは「すすぐ」、トリートメントは「手入れ」という意味です。
リンスもトリートメントもカチオン(陽イオン)界面活性剤を主成分として、乳化剤、PPT、NMF、油脂類、ハイドロトロープ剤(温度による粘性の変化を安定させるもの)などからできています。
違いは、リンスよりトリートメントのほうが有効成分が濃く、入荷粒子が細かいため頭髪内部に浸透しやすくなっていることや、頭髪の状態を整える成分がより多く配合されています。
ただし、トリートメントのようにリンスを販売している商品には注意してください。
トリートメントにしろ、リンスにしろできるだけ頭皮に塗らないようにしてください。
有効成分が頭髪内部に浸透するまでということで長い時間放置するということはやめてください。
何度も記載しているように、頭皮にはシャンプーをしたあと、自然と皮脂を分泌させるという素晴らしい機能が備わっています。そのため、リンスやトリートメントを頭皮に塗ってしまうと皮脂の分泌を異常な状況にさせてしまいます。
そのためできるだけ髪に塗るようにして、さらっと洗い流すようにしてください。
シャンプーのようにすべて洗い流すということはしなくてもよいです。
髪に塗るようにして、すすぐことで十分頭皮にのこり、皮脂の分泌の手助けをしてくれます。
化粧水を肌に塗ってもいいように、リンス、トリートメントは流し切らいことで効果が発揮されます。
ですが、あまりにも流さないというのはこれも問題です。
リンスであっても、トリートメントであってもすすぎすぎない・頭皮に直接塗らない。ということが重要です。
