シャンプーをつけたまま放置する


髪の毛は非常に水分を吸収しやすいです。
例えば、雨の日に髪の毛が重く感じたり、カールした髪がすぐにのびるのもこの理由です。

頭皮の汚れを完全に落とすために、シャンプーをつけてしばらく放置したあとで洗うと勧めている人もいます。
これは完全に間違いです。間違ったシャンプーを利用して放置などしたら、 皮脂の取りすぎは脱毛症・薄毛・ハゲの原因で説明したとおり脱毛症・薄毛・ハゲの原因となってしまいます。

さらには、シャンプーを塗りつけたまま長時間放置すると、洗浄成分によって髪の毛がいたむだけではなく、頭皮のたんぱく質をいためることになります。

ただしく、洗髪をすることで問題なく汚れと酸化した皮脂はきれいに落とせます。

例えば、洗顔をするときに石鹸を顔にしばらくつけたまま放置することを想像してみてください。顔が突っ張って肌荒れを起こしてしまうのが安易に想像できると思います。
髪で覆われている頭皮が肌荒れを起こしてもすぐに気づかず、脱毛症・薄毛・ハゲになってしまってから相談に来られるのです。

わざわざ手間をかけて脱毛症・薄毛・ハゲになる行為を絶対にしないでください。

シャンプーをしたまま放置してはいけない

シャンプー時にブラシなどを使用しない


シャンプー時に頭皮をブラッシングするために、ブラシとシャンプーがセットになって販売されていることがあります。
そしてそのブラシを使用して洗髪をすると非常に気持ちがよく心地よい刺激がクセになります。

過剰なマッサージは禿げる原因で少し記載しましたが、整体や、もみほぐしなどのマッサージと同じで、マッサージをつづけるとさらに強い刺激を求めて炒めてもいない部分をいためることになります。痛いから、また通う・・・負のスパイラルです。

頭皮も同じで過剰なマッサージと同じようにシャンプー時にブラシで洗うのは過度なマッサージをしていることにほかなりません。

続けていると、そのうち細かな湿疹ができ、さらに続けることで毛細血管が浮き出てくるようになります。
この状態になると元の状態に戻るまでかなりの時間を費やすことになってしまいます。

さらに危険なことはブラシなどの先で傷つけられた頭皮は、雑菌の絶好の繁殖場となってしまいます。そうなると炎症などの原因となります。

ブラシなどでシャンプーをするのではなく、正しいシャンプーをするようにしてください。

ブラシでシャンプーをしてはダメ

頭皮を長時間洗ってはダメ


悪徳育毛サロンなどで、皮脂を根こそぎ取り出すために、頭皮を長時間にわたって揉み洗いすると脱毛症・薄毛・ハゲの予防になるといわれ、実行している人が沢山いらっしゃいます。

これは、皮脂の取りすぎは脱毛症・薄毛・ハゲの原因過剰なマッサージは禿げる原因で記載したとおり、理解できない行為です。

例えば、スポーツをしていて汗をかきます。この発汗は体温調整をするために身体が汗を出すという指示をしているのは常識です。
頭皮の皮脂も同じで、必要であるから皮脂を分泌するのです。分泌の必要がない状態の毛穴に余剰皮脂があるわけではなく、どんなに長時間洗っても、毛穴の中の皮脂が取り除かれるはずがありません。
相談者の中には、悪徳サロンや間違ったマスメディアの情報で教え込まれた「皮脂が育毛の大敵」という言葉を信じ、シャンプーを数分~数十分もこすり洗いする人がいます。

本当に無駄です。

何度も言うように皮脂は頭皮に限らず身体を乾燥や肌荒れなどから保護する役目を持って、全員から分泌される大切な成分です。
皮脂は育毛の大敵などではありません!
シャンプーを塗りつけた頭皮を長時間こすり洗いをすると、ふやけた皮膚が傷つきやすくなって、肌荒れが起こります。
そうなると、人体の保護機能が作動し、皮脂が大量に分泌されるので、脂性が一気に進み、脱毛症・薄毛・ハゲの原因となってしまうのです。

長時間頭皮を洗ってはいけません

一日に何度もシャンプーをしてはいけません


育毛・発毛・脱毛症の予防・薄毛予防・ハゲ予防の基本はシャンプーです。

ですが、ことわざにもあるように何事もし過ぎてはいけません。また、焦ってしまうこともしてはいけません。
一日に何度もシャンプー続けると、かえって脱毛症・薄毛・ハゲの原因となってしまいます。

相談に来られる方で一人暮らしなのにシャンプーを毎月購入する方がいらっしゃいました。
この方が使用しているシャンプーは数カ月はもつ容量のシャンプーです。確認すると悪徳サロンで教え込まれた「キレイになるので、一日になんどもシャンプーをした方が良い」ということ実行していたのです。

例えば、一日に何度もお風呂に入り、何度も顔を洗うと顔は突っ張ってしまい、身体も湯疲れしてしまいます。私たちの身体は洗髪や、洗顔などで皮脂が失われると、大量の皮脂が急速に分泌されるようになっています。

顔を洗ったあと突っ張った感じがあってもしばらくすると治るのはこのおかげなのです。
それなのに、一日に何度も洗髪を繰り返すと、皮脂の大量分泌が習慣となり、深刻な脂性を引き起こすことになってしまいます。基本的にシャンプーは一日一回で十分です。

一日に何度もシャンプーはしてはいけません

髪の毛だけを洗うのではない


シャンプーは髪の毛を洗うものと勘違いしている人があまりにも多いです。
その原因は、CMなどで「キューティクルが・・・」「美しい髪は・・・」と誇張された情報によるものです。
シャンプー・リンスで事実ある程度の効果が認められるのは事実ですが、発毛のメカニズムで説明したとおり、毛周期のサイクルは5~10年です。シャンプーをしてきれいな髪になるには、根本的に頭皮をきれいにすることが必要です。

シャンプーは髪を洗うのでなく、頭皮を洗う行為なのです。
頭皮を洗うと、泡などで髪の毛の汚れも一緒におちるので、意図的に髪を洗う必要はありません。
シャンプーを髪の毛を洗う行為と勘違いして髪の毛を一生懸命もみ洗いをすると、髪の毛を大手要るキューティクルが互いにぶつかり合って壊れてしまい、その結果枝毛や切れ毛のトラブルとなります。

女性に意図的に髪を洗っているためにこの悩みが多くなるのは必然です。
また、女性は男性に比べて髪を伸ばしている人が多いため髪のダメージ(過剰な洗髪などが原因)が多くなるのは必然です。

ですが、中にはシャンプーをし過ぎてはいけない。シャンプーでごしごし洗うのはしてはいけないという説明から、まったく洗わない方がいらっしゃいました。
これはこれで問題です。
まったく洗わないと汚れ、ゴミが蓄積され、深刻な脱毛症・薄毛・ハゲの原因となってしまいます。

シャンプーは正しい方法で、毎日一回すればいいのです。

髪の毛だけを洗うのは間違い

すすぎを簡単に終わらせてはダメ


相談者の中には、「育毛によいシャンプーなのであまりすすがないほうがよいと思って、あまりすすいでいません」という人がいらっしゃいます。

よいシャンプーを勧めて、信用をしていただけたことは非常に嬉しい事なのですが、シャンプーは洗浄を目的としています。配合成分が如何に良いもので構成されているものであっても、完全にすすぎ落とさなければいけません。

また、中には「洗髪とは泡立てるものなので、すすぎは泡がなくなればよい」と考えている人も多いです。

洗髪というのは、シャンプーの作用によって神と頭皮から浮き上がった汚れを完全に取り除く行為のことです。シャンプーの泡で汚れを包み込みその泡を完全にすすぎ落としてこそ、シャンプー(洗髪)と言えます。

配合成分の内容にかかわらず、洗浄剤であるシャンプーを残したまま日光にあたると、洗浄剤が科学変化を起こし大きなダメージを受けてしまいます。

この化学変化はドライヤーの熱でも誘発されますので、すすぎをおろそかにしてはいけません。すすぎが完全であれば、適切なドライヤーで頭皮が痛むことはありません。

洗浄剤であるシャンプーは、神経質なぐらい丁寧にすすぎ流すぐらいがちょうどよいのです。

いちばん重要なことは、シャンプー剤の選択ということです。

シャンプーのすすぎは大切